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トマオナロッシの部屋

大阪で医学を勉強しながら、のんびり書いてます。

世紀の必殺技「かめはめ波」

ドラゴンボールのネーミングが好き。

言わずと知れたことなのでここでくどくど語るのは控えるが、例えばトランクスとか、ヤムチャとか、ブロリーとか、超サイヤ人3とか。

感覚的なことで上手く言葉に出来ないけれど、どれも何だか愛嬌がある名前だ。

そんな中で私の一番好きな言葉はなんと言ってもやはり、『かめはめ波』。

かぁ・・・:めぇ・・・はぁ・・・めぇ・・・波ぁーっ!

ついそう口ずさみたくさせる力がある。この言葉のどこが私をそんなに惹き付けるのか、ちょっと考えてみた。

まず第一に語感が抜群と言えよう。
五音というのは和歌に見られるようにリズミカルで発音しやすい。それが言葉自体のコミカルな感じと相まって独特の雰囲気を持つ言葉になっている。

それからア行の音が1つも無い。そのお陰で一つ一つの音節に力がこもる。音節ごとに若干の間ができるからだ。そしてこれは、かめはめ波が悟空の必殺技の名前であるための重大な意味を持つ。このことを五音それぞれについて見てみる。

①両手を脇腹にぐっと引き付けてからの「かぁ」
次の瞬間、悟空の周りの空気ががらりと変わる。視聴者(読者)は
「キタキタ!」
と胸の内で叫ぶ。待ってましたとばかりに一気に物語への期待感が高まる。

②全身に力を込めての「めぇ」
できるヤツはこの時点で
「これはヤバい・・・!」
そう言って悟空から距離を取ろうとするだろう。雑魚なら
「一体何だ・・・?」
そう言って首を傾ける。悟空が体に力を入れるように視聴者(読者)の体にも力が入る。

③ひりひりするほどの緊張感とともに「はぁ」
一見この「はぁ」が最も不必要な音に思える。いわばただの間だ。しかしこの間こそ、かめはめ波の真髄である。ここで視聴者の期待感、悟空の体に込められたパワー、敵の抱く恐怖、場の緊張が一気に加速的増大を見せる。そのためにこの第三音は体に力を込めるにあたり最もスタンダードな「はぁ~!」が充てられるわけだ。「はぁ」は「はぁ」であるべくして「はぁ」なのだ。

④爆発寸前の「めぇ」
ここに至り、今までの全ての蓄積がピークに達する。破裂寸前まで高まった緊張。そしてこの「めぇ」が、さあ今からかめはめ波を繰り出すぞという最後の合図になる。

⑤怒濤の「波ぁーーーっ!!」
これまでの均衡が破れる。押さえ付けられていたモノが、目の前のものをことごとく灰にする破壊光線の形を取って1度に解放される・・・。

こんなものをまともに食らって無事でいられる自信がある人間がいようか。つまり、かめはめ波はそのネーミングからして圧倒的なのだ。ここにかめはめ波が悟空の必殺技たる根拠があると私は考える。

似たことが元気玉についても言えそうだ。

補足すると、アニメに関して今まで言及した全てのことは、悟空の声優が野沢雅子であってこそだと思う。野沢さんでない悟空など考えられない。